がんで人が亡くならないような社会を作っていきたい
現在、「がん検査」については、腫瘍マーカーの検査を身近な存在にするべく、様々な医療機関への提携を呼びかけています。しかし、腫瘍マーカーでは、どうしても早期に発見できないがんも多々あり、現在、血液一滴・少量の血液からがんが超早期発見できるような検査体制を確立することで、自宅でがん検査ができるようにし、がん検査を身近な存在にすることで、がんで人が亡くならないような社会を作っていきたいとしています。具体的には、小さながん細胞が作りだすマイクロRNAという物質を測定することで、まだがん細胞が小さいうちから病気を発見しようとしています。
しかし、普段の医療に導入するには、まだまだ精度の問題もあり、そして、どの頻度で検査をすれば良いかという問題もあります。Setolaboでは、今後、データサイエンスなども駆使して研究を進めていき、まずは自費検査としての臨床応用をしていきたいとしています。
がん毎に発生するマイクロRNA(miRNA)を検出して、がんの超早期発見を行う
図の参照:https://www.wikiwand.com/en/MicroRNA
小さながん細胞が作りだすマイクロRNAという物質を測定することで、まだがん細胞が小さいうちからがん細胞の存在を発見することができるのですが、実は10年以上前から論文にて発表されており、技術としては確立しています。しかし、臨床において実用化されていないのは、日本の厚生省が認可するには、かなりハードルの高い臨床研究を経ないといけないことと、miRNAの検査自体を行うことができる機械もないという環境面でのハードルが高いことが挙げられています。
そこで、私たちは、①各がん細胞が出すマイクロRNAを検出する手法の確立。②検査の精度と特異度を高めること。③データサイエンスを駆使して、侵襲的な追加の検査の必要性の有無についてまで判断すること。の3つを行うことで、がんの早期発見できる技術を確立します。
するべきこと
①各がん細胞が出すマイクロRNAを検出する手法の確立。
②検査の精度と特異度を高めること。
③データサイエンスを駆使して、侵襲的な追加の検査の必要性の有無についてまで判断すること。